ものづくりワールド 名古屋

ものづくりワールド 名古屋」に参加しました。
会場ではDXやサイバーセキュリティの展示も多く見られましたが、特に人が集まっていたのは3Dプリンターや工場設備でした。
全体として、名古屋エリアの“ものづくり”への関心の高さを強く感じました。

1.DX関連(現場の効率化が中心)

① 動画マニュアル

スマートフォンで簡単に作れる動画マニュアルが多数展示されていました。
翻訳機能もあり、外国人作業者でも理解しやすいのが特徴です。
ポイント
「紙 → 動画」に変えることで、教育の分かりやすさが大きく向上


② 検査表システム

図面から自動で検査表を作成し、測定器と連動して記録まで行う仕組みです。
ポイント
手作業のExcel入力が不要になり、工数削減に直結


③ プロジェクションAR

作業台に指示や作業箇所を直接投影するシステムです。
ポイント
・作業ミスや工程抜けを防止
・警告表示もでき、応用範囲が広い


2.製造関連(設計・仕組みの高度化)

① CAD

各社とも、AIなどを活用した「付加価値機能」を強化していました。
ポイント
 設計そのものを“支援するツール”へ進化


② 製造総合支援

製造業のデジタル化をトータルで支援するサービスが多数ありました。
主な内容:
・システム導入+コンサル
・ノーコード構築ツール
・個社に合わせたカスタム構築
ポイント
 「ツール単体」ではなく「仕組み全体」で提案する流れ


3.セミナー(重要ポイント)

① 現場教育DX(動画マニュアル活用)

基本的な考え方:
・人は必ずミスをする
・事故は複数要因で発生(スイスチーズモデル)

重要ポイント:
・暗黙知 → 形式知への変換
・視覚・聴覚で記憶定着を高める

運用のコツ
古い教材は使われなくなるため、
「更新し続ける仕組み」が重要


② 製品セキュリティ(DX時代の重要テーマ)

■ 背景(なぜ必要か)

サイバー攻撃リスクの増加により、各国で法規制が進行


■ 企業の体制(事例)

・CDOが全体統括
・CSIRT/PSIRTを設置
ポイント
 全社で管理する仕組みが必要


■ 開発への組み込み

・製品開発においては、以下のメンバーでセキュリティを保証していく。
 製品全体を統括するリードアセッサー
 事業部の中で動く事業部アセッサー
 品質保証部に所属する監査者
 事業部技術部門に所属する製品セキュリティ設計監理者
・V字開発にセキュリティを組み込む
・「品質の一部」として扱って、品質ゲートでチェックされる
・セキュリティに加えてプライバシーも守っていく。

・参考・・・車のサイバーセキュリティ4層構造
 レイヤー1:外部
 レイヤー2:Gateway
 レイヤー3:車内LAN
 レイヤー4:ECU


■ サプライチェーン対応

・DevSecOpsの導入
・セキュリティを文化として定着
・外部情報(JPCERT/CCなど)を活用


■ 法規制の情報収集

・業界団体(自動車部品工業会、JEITAなど)
・認証機関
・規制当局
・海外拠点
ポイント
「情報収集力」が競争力になる


まとめ

・利便性を損なわない設計が前提
・開発と運用を一体化したセキュリティ(DevSecOps)
・セキュリティとプライバシーの両立
・セキュリティを“品質の一部”として管理
・全体設計(アーキテクチャ)の構築が必要