ISO9001の改定作業が進んでいます
ISO9001:2015の改訂作業が進んでいます。現在はDIS(Draft International Standard)が発行され、加盟国の投票が行われています。順調にいけば、FDIS(Final Draft International Standard)の投票が来年半ばには行われ、来年中にはISO9001:2026として発行されると予想されます。発行から3年程度の移行期間を経て、新しいISO9001:2026で認証を受けることが必須となるので、新規格の対応は、遅れることなく、急ぎすぎることなく、計画的に進めていく事が重要です。
●参考
ISOやIECの規格は次のような流れで作成されてきます。
1.NP(New Proposal)
新しい規格が必要だと考えたメンバー国や団体が「新規作業項目(New Work Item Proposal: NWIP)」を提出し、承認されると作業が正式に開始される。
2.WD(Working Draft)
ワーキンググループ(WG)で専門家が草案を作成する。
3.CD(Committee Draft)
委員会(TC/SC:技術委員会・分科委員会)で草案を各国に回覧する。
4.DIS段階(Draft International Standard)
委員会でまとまった案を、ISO/IECの全加盟国に投票にかける。
5.FDIS段階(Final Draft International Standard)
DISの結果を反映させた最終案を投票する。
6.IS発行(International Standard)
承認されたFDISが正式に国際規格として発行される。
