ISO9001を改めて考えてみる その4

これまでのコラムでは、ISO9001が本来は自由に設計できる仕組みであるにもかかわらず、
実際には用語や構造を規格に合わせた“画一的な運用”になりがちであることを見てきました。
では、そのISOを“使える仕組み”にするには、どうすればよいのでしょうか。

  1. 基本原則
    ⇒ 「規格に合わせる」のではなく「業務に合わせる」

2.実務のポイント
 ・文書は業務の流れから作る(規格から作らない)
 ・現場で使う言葉で書く(分かる言葉)
 ・文書は最小限(1枚で使える形)
 ・審査のための文書ではなく、日常業務で使う文書を作る。

3.判断基準(迷ったとき)
 ・このルールは現場で使われているか?
 ・この内容は誰でも理解できるか?
 ・この文書は1枚で足りないか?

4.審査対応の考え方
 ・自分たちのやり方を説明できればよい
 ・規格と同じ形にする必要はない
 ・対応関係が説明できればよい

中心となるべきは、自分たちであり、ISOではないです。
良い品質を安定して実現することが目的であり、審査は取組みと結果を確認する機会です。