品質改善の現場から 第10回 迷わない仕組みを作る

品質改善というと、
 加工方法を新しくする
 検査方法を新しくする
 統計手法を導入する
といったことをイメージされるかもしれません。

しかし、実際の現場で大切なのは、
 「誰が見ても、誰がやっても迷わない状態を作ること」
です。

たとえば、
 帳票を共通化する
 用語を統一する
 手順書の表現を合わせる
 運用ルールを整理する
 修正がゼロの場合も「0」と記入する
といったことです。

知っている人には当たり前のことでも、初めて見る人には分からないことがあります。
そのため、人の記憶や経験に頼っていたことを、誰にでも分かる形にして、仕組みとして定着させます。
こうした一つひとつの積み重ねが、品質の安定につながります。

品質改善とは、
 「ベテランの経験を仕組みに変え、初めての人でも迷わず、良い品質を維持できるようにすること」
です。
そんな地道な取り組みも、品質改善の大切な活動です。