品質改善の現場から 第11回 見える化がすべての始まり

品質問題が発生すると、「もっと注意しよう」や「しっかり確認しよう」という話になりがちです。

しかし、本当に改善を進めるためには、まず現状を正しく知ることが必要です。

そこで、次の4つの情報を使って、品質状況を見える化してみました。
 受入検査表・・・・外部に起因する「不良件数と不良率」
 工程内不良表・・・工程で発生した「不良内容と発生件数」
 出荷検査表・・・・検査で見つけた「不良部品と発生件数」
 顧客クレーム表・・社外に流出した「不良の件数と内容」

大切なのは、数字の良し悪しだけを問題にするのではなく、その変化から、
 どの対策が効果を出しているか
 新しい問題は起きていないか
 次に何をすべきか
を考えることです。

品質状況を見える化することで、「どこに問題があるのか」や「どこを深掘りすべきか」が見えてきます。
そして、「誰が悪いか」ではなく、「何が原因か」を深掘りしました。

その結果、
 作業の標準化
 イレギュラー対応の権限明確化
 情報共有の強化
といった対策につながりました。

品質改善の第一歩は、品質を見える化することです。
見えなければ、問題に気づくことも、原因を調べることも、改善することもできません。
だからこそ、見える化がすべての始まりなのです。