品質改善の現場から 第2回 優先順位を決める

品質改善では、不良が見つかると、すぐに対策を考えたくなります。

流出を止めるための応急対策は必要ですが、それだけでは本当の改善にはなりません。
大切なのは、起きている不良を整理し、影響の大きいところから順番に手をつけることです。

先日の改善活動では、最初に不良を部品別、工程別に整理し、どこから始めるか検討しました。
その結果、対象部品を一つに絞って、その工程を現場で追いかけて、原因と対策をまとめました。

改善活動では、全体を一度に良くしようとすると、返って手を付けられなくなります。
最初に、影響が大きく、原因を追いやすいテーマを選んで、現場の作業を見ながら、どこで不良が発生しているのか調べます。
この進め方であれば、対策も現実的になります。

品質改善は、気合いや注意だけでは続きません。
「何が起きているのか」、「どこで起きているのか」を整理して優先順位をすることで、現場に合った改善につながっていきます。