品質改善の現場から 第5回 品質改善は「理想の姿」を決めることから始める
品質改善というと、
「不良件数を減らそう」
「クレームをなくそう」
といった目の前の課題に意識が向きがちです。
それらを改善することは大切ですが、品質改善を継続していくためには、
その前に「どのような状態を目指すのか」を明確にしておくことが欠かせません。
ある会社では、
・不良品を作らない
・不良品を受け取らない
・不良品を出荷しない
という考え方を、品質活動の理想として掲げています。
そして、その理想に近づくために、
・目標を設定する
・達成状況を確認する
・改善策を実行する
という取り組みを、一つひとつ積み重ねています。
品質改善は、一度の対策ですぐに成果が出るものではありません。
現状を把握し、目標を決め、改善を実行し、その効果を確認する。
このサイクルを繰り返しながら、階段を一段ずつ上るように理想へ近づいていきます。
だからこそ、品質改善では「何を改善するか」だけでなく、「どこを目指すのか」を全員で共有することが大切です。
「理想の姿」が明確になれば、一つひとつの改善活動にも目的が生まれます。
その積み重ねが、継続的な品質向上につながっていくのだと改めて感じました。

